猫は太陽の夢を見るか:番外地

それと同じこと、誰かがTwitterで言ってるの見たよ

【メモ】民俗学者キャラクターまとめで一年を振り返る2023

自分用メモ。一昨年、昨年と同様に、民俗学者キャラクターでこの一年を振り返るという相変わらずよくわからない趣旨の記事だ。 昨年の記事↓ 【メモ】民俗学者キャラクターまとめで一年を振り返る2022 - 猫は太陽の夢を見るか:番外地 というわけで、今年2023…

最近観た映画:『リゾートバイト』、『ゴジラ-1.0』

なんだかすっかりこのブログが民俗学者キャラクターまとめブログになってきているので、たまには映画の感想なども書いておこうと思う。 ・『リゾートバイト』 11月1日に観た。「2020年の『真・鮫島事件』、2022年の『きさらぎ駅』に続く「ネット都市伝説3部…

【メモ】民俗学者キャラクターまとめで一年を振り返る2022

自分用メモ。昨年同様、民俗学者キャラクターでこの一年を振り返るというよくわからない趣旨の記事だ。 昨年の記事↓ 【メモ】民俗学者キャラクターまとめで一年を振り返る2021 - 猫は太陽の夢を見るか:番外地 というわけで、今回も今年2022年に発表されたマ…

【メモ】民俗学者キャラクターまとめで一年を振り返る2021

自分用メモ。民俗学者キャラクターでこの一年を振り返るというよくわからない趣旨の記事だが、思いついてしまったのでまとめておこうと思う。 というか、実は前回、前々回の記事から民俗学者キャラクターのリサーチは地味に続けていたのだけれども、どこかで…

民俗学者が出てくる映画まとめ(民俗学っぽいマンガとは何か補編)

「通俗的民俗学イメージ」に沿って創作された作品(ドラマ・漫画・ゲームなど)に登場する民俗学者たちは、妖怪を研究テーマとしている場合が多いが、実際の民俗学で妖怪を専門としている研究者は少ない。にもかかわらず、妖怪を研究したいからと民俗学を志…

民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ

しかし、世間では「妖怪は民俗学が扱うものだ」と考えるのがどうも一般的な捉え方のようです。翻って、「民俗学は妖怪を研究する学問だ」と考えている人までいるようです。 これは、明らかな誤解というよりありません。 (京極夏彦『文庫版 妖怪の理 妖怪の…

最近観た映画:『ミッドサマー』『劇場版 ハイスクール・フリート 4D版』

・ミッドサマー 『ミッドサマー』本国ティザー予告(日本語字幕付き)|2020年2月公開 2月21日に観た。とにかく画面が美しい。やはり絵コンテがキマッている映画はよい。ストーリーラインはきわめて単純。人間関係に問題を抱える学生グループが古い因習の残…

CiNii 論文 ツイートまとめ ( 2019/03/17,2019/03/19 )

"CiNii 論文 - 成人期の生と死に対する態度尺度の構成" https://t.co/N3wiYbT23X ※本文リンクあり— もりたねこ (@morita11) 2019年3月17日 "CiNii 論文 - 葬送儀礼の多様化にみる霊魂観" https://t.co/WCbhOlCGqw— もりたねこ (@morita11) 2019年3月17日 "Ci…

CiNii 論文 ツイートまとめ ( 2019/02/17 )

"CiNii 論文 - クィア・セクシュアリティを読むことの可能性 : 谷崎潤一郎「秘密」から江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」へ (特集 クィア・リーディングとは何か)" https://t.co/1rPxOBc88o— もりたねこ (@morita11) 2019年2月17日 "CiNii 論文 - 彼等もどうやら…

「あやかし」系タイトルの変遷と展開 : あやかしものかくあれかし?

あやかしそはなにものぞ 「妖」と書いて「あやかし」と読む。 そして「あやかし」とは、「妖怪」と限りなく近い概念でありながら、単純にイコールで結ばれる存在ではないらしい。 しかもその使用されるフィールドはかなり限定されているという。 じゃあその…

最近観た映画 : 『マジカル・ガール』

『マジカル・ガール』 5月8日に観た。 この映画の印象を一言で言い表せば、不穏。それに尽きるだろう。 Googleの画像検索で「magical girl 」と入力すると、検索結果には『魔法少女まどか☆マギカ』とか『美少女戦士セーラームーン』とか『アイドル魔法少女ち…

アニメ『CLANNAD』を見た話

雑文。 アニメ『CLANNAD』『CLANNAD~AFTER STORY~』を見たのは昨年の秋ごろであった。 さんざん語られたこの作品に関して今更感のある視聴だったが、それをこのタイミングで記事にするのもかなり今更感がある。 しかし実際に全話通して視聴してみて、こん…

【備忘録】今期見たアニメをだいたい一言で振り返る2016冬

面白くないアニメなどない。 ――所詮は自分が見たいものしか見られない、とも言う。 今期見たアニメについて。 順番はだいたい放映順。 ・『かみさまみならい ヒミツのここたま』 TVアニメ「かみさまみならい ヒミツのここたま」OP主題歌「ころころここたま!…

最近観た映画 : 『リザとキツネと恋する死者たち』、『リップヴァンウィンクルの花嫁』

『リザとキツネと恋する死者たち』 映画『リザとキツネと恋する死者たち』日本版予告編 4月1日に観た。 あらすじ:舞台は70年代のブダペスト。元日本大使未亡人マルタの専属看護士を務めるリザは狐の呪いに憑かれていた。恋に恋するリザは30歳の誕生日に出会…

最近観た映画 : 『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』、『オデッセイ』、『ガールズ&パンツァー 劇場版 4DX』

『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』 3月1日に観た。 物語はミルキィホームズが開幕早々トイズの力を(群馬で)失うところから始まるのだが、その理由が「雷に打たれたから」で何か強大な敵に力を剥奪されたとかではない。 こ…

メモ : 『無彩限のファントム・ワールド』の「付喪神」設定について・続

morita1100.hatenablog.com 『無彩限のファントム・ワールド』第10話において「付喪神」と称される「花火玉のファントム」が登場したのでメモ。 花火玉のファントム (『無彩限のファントム・ワールド』第10話「小さいルルの大きな夢」より) 劇中の魔女のフ…

最近観た映画 : 『劇場版 selector destructed WIXOSS』

『劇場版 selector destructed WIXOSS』 2月19日に観た。 いやあ、よかった。 内容はTVアニメ『selector infected WIXOSS』(第1期)、『selector spread WIXOSS』(第2期)を再構成したうえで新エピソードを加えたもの。 とくにTVシリーズでは悪役に徹して…

最近観た映画 : 『クリムゾン・ピーク』

『クリムゾン・ピーク』 2月1日に観た。 「幽霊は実在する」と語る主人公のモノローグから始まり、エンドロール直前にはやはり「幽霊は実在する」のモノローグで終わる映画だった。そう、幽霊は実在する。 20世紀初頭のアメリカでとある裕福な実業家の令嬢(…

メモ : 『無彩限のファントム・ワールド』の「付喪神」設定について

原作は未読なのであしからず。 無彩限のファントム・ワールド 1 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2016/04/06 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (20件) を見る 『無彩限のファントム・ワールド』は現在放送中のライトノベル原作…

ライトノベルの大化の改新ネタ : 石川博品『クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門』、野﨑まど『ファンタジスタドール イヴ』

思いつきメモ。 “大化の改新 645年中大兄皇子が中臣鎌足らの協力をえて蘇我氏を打倒して開始した政治改革。孝徳天皇のもとで中大兄が皇太子として実権をにぎり、大化の年号の制定、難波宮への遷都、646年の改新の詔の発布を行った。皇族・豪族による土地・人…

最近観た映画 : 『独裁者と小さな孫』、『ガラスの花と壊す世界』、『傷物語Ⅰ 鉄血篇』

『独裁者と小さな孫』 映画『独裁者と小さな孫』予告篇 1月4日に観た。 話の流れは基本的にロードムービー形式であり、個々の場面の画面づくりが美しいのはもちろんなのだけれど、やはり秀逸なのはラスト。 独裁者が復讐の暴力に打ち滅ぼされたのかどうかは…

「そど子、ごも代、パゾ美、とは随分ね」 : ソドムとゴモラをモチーフにしたキャラクターのネーミングに関するメモ

思いつきメモ。 アニメ『ガールズ&パンツァー』には「そど子」「ごも代」「パゾ美」というあだ名の風紀委員3人組が登場する。 作中設定では本名に基づくあだ名である(ということになっている)とはいえ、ある意味で秀逸で、ある意味でひどいネーミングだが…

【備忘録】今年見たアニメをだいたい一言で振り返る2015・後半期

前記事の続き。 順番はおおむね放映時期順。 基本的に最終回まで見た作品を取り上げている。 えとたまとパンチラインを見なかったのが今年の心残り。 ・『ロボットガールズZプラス』 ロボットガールズZプラス [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)…

【備忘録】今年見たアニメをだいたい一言で振り返る2015・前半期

雑なアニメ語り記事だ気をつけろ!! 今年一年で自分がどのアニメを見たのかのメモ。 そのため口調がぶっきらぼうになっているが備忘のためにということでご容赦。 順番はおおむね放映時期順。 基本的に最終話まで見たものについて書く。 ・『SHIROBAKO』 【…

最近観た映画 : 『さよなら、人類』、『ガールズ&パンツァー 劇場版』、『ハーモニー』

『さよなら、人類』 11月1日に観た。 スウェーデンのロイ・アンダーソン監督の「人間についての3部作」の完結作。前の2作は未見。 劇中のひとびとの顔が妙に白っぽく見える(そしてそれが作品世界がこの世のものでないような雰囲気を演出している)のは何故…

最近観た映画 : 『心が叫びたがってるんだ。』、『屍者の帝国』、『リトルウィッチアカデミア / リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』

『心が叫びたがってるんだ。』 10月9日に観た。 正直に言うと公開前から公開期間中までに繰り返された、いかにも泣かせにきている、あるいは感動の押し売り的な、もしくは男女のカップルで見に来ることを前提としているかのようなコマーシャルの仕方が苦手と…

最近観た映画 : 『約束の地』、『バケモノの子』

『約束の地』 9月1日に観た。 パンフレット等には「日本人にとってはまさに“この世の果て”というべき荒々しくも神秘的な絶景をバックに(...)」とあって、たしかにロケ地となっているパタゴニアとアルゼンチンは地理的に日本から最も遠い土地ではあるが、荒涼…

妖怪と宇宙人となつかしさのカタチ : 青田めい『うにうにうにうに』

「宇宙人」兼「妖怪」というキャラクター うにうにうにうに (1) (まんがタイムKRコミックス) 作者: 青田めい 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2014/07/26 メディア: コミック この商品を含むブログ (4件) を見る うにうにうにうに (2) (まんがタイムKRコ…

吸血鬼と汗と異種族共存、および喰わず女房 : 石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』

妖怪小説として読む(?)、石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』。 ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫) 作者: 石川博品,切符 出版社/メーカー: エンターブレイン 発売日: 2013/07/29 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (30件) を見る 『ヴァ…

メモ:『刀剣乱舞』の「付喪神」設定について

2015年1月14日からサービスを開始したDMMゲームスのオンラインゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』。 ゲーム中に登場する「刀剣男士」は「付喪神」であるという設定がされているというので、とりあえずメモ。 ゲーム登録時のOP画面キャプチャ↓ “西暦2205年。歴史の改…